鉄筋コンクリートマンションでバランス釜をユニットバスへ変更する工程マトメ・聞かれたので書きます
昨日はとあるグループでウチの物件の見学会がありまして
北秋田市と能代市の物件を参加者8名をワタクシと兄が案内して回りました。
いろいろリフォーム方法など聞かれたのですが、能代1号でバランス釜の浴室からユニットバスへDIYで安く変更する手順がイマイチわからないようでした
DIYと言ってもユニットバス自体は業者が来て設置してます。
そしてもちろん外注してる工程もあります
ワタクシのメインの仕事は設備工事でしょうかね?
先ずは物件はコチラ
能代1号
鉄筋コンクリート造24戸
左の奥の部屋がリフォーム前の浴室です
もともとはバランス釜でしたがキッチン付近に給湯器を設置してソコからお湯をムリヤリ持ってってました。
天井伝いに給湯管が這ってるのが見えるよね?
躯体の壁ぶち抜いて浴室に行ってます
バランス釜を外して給湯器を入れるにはいかにして給湯管を浴室の持っていくかがムズカシイ
これらは前のオーナーさんがやったものです
これは仕方ないよね
こんな感じでした
買ったときは8部屋とかしか入居してなかったです
長期空室の部屋にはコウモリの屍とかスズメの巣とかがありました
バランス釜の煙突の隙間から入ってきてたようです
先ずは浴槽を撤去~
※過去写真から漁って掲載してるので向きが時々反転タイプの部屋が登場します
このタイプのバランス釜は壁に排気の穴が開いてるのでアルミ複合版で塞ぎます。
ココは床はFRPです
丸ノコで床を切って剥がして撤去~
壁についてる水栓も外しました
床下を通ってるのガス管はガス屋さんに撤去してもらいます。だいたいガス管は腐って漏れてたりします。
キッチンから浴室前までの床を丸ノコで切って剥がします。
もともと床下に鉄管で水道が通ってますが、これをすべて撤去~
グラインダーとかパイプレンチとか使います
引き直す水道管は図の通り
これが引けるように床を開口します
そしてドア枠をはつってぶっ壊します
※写真は9月に手伝いに来てくれた青森の一星(@isseihardworker)さん
これを使ってます。
モルタルで固められたドア枠を外して開口部を広げます
広げないとユニットバスのパーツが入らないのです
ガラは多分150キロぐらい出ます
運び出すのが重労働
排水管も鉄管には接続できないのでVU50の塩ビ管に変えてあります
鉄管を外す工程が一番タイヘンです
ここに架橋ポリエチレン管で水道管を引き直します
左側は洗面台で右側がユニットバスになります
そして床はコンパネで塞ぎます
床は後程こんな感じのクッションフロア仕上げになります
ここで電気隊長に来てもらって換気扇の配線と照明の配線とダクトをいじってもらいます
そしてユニットバス本体を設置~
メーカーが手配した職人が来て設置してくれます。
うちで能代1号に入れるユニットバスは1014と言ふ少し小さめのサイズです。このサイズでなければスペースの関係上入りません
ウチの入りの値段は結構安いらしいですヨ
よくある1216サイズでもそんなに値段は変わらないです
なじみの建材屋さんが頑張ってくれてます
浴室内はこんな感じ
ユニットバス職人は排水はつないでくれますが給水と給湯と換気扇のダクトと換気扇と照明の配線はつないでいきません
給水と給湯はワタクシがつなぎますが電気系は電気隊長が来てつないでくれます
そして
大工隊長に入り口付近を造作してもらいます
これにワタクシがクロスを貼ったら仕上がりです
以上
参考にしていただければ幸いです